- Research Article
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- 10.11639/formersjst.37.3_25
認知的方略の実態とその育成に関する研究―中学1年「音」の概念を事例にして―
- Jan 01, 1997
- Bulletin of Society of Japan Science Teaching
- Tetsuo Hori + 1 more +1
本研究の目的は,次の二点にある。第一は,生徒の認知的方略の実態を解明することができる方法を開発することである。第二は,その方法を用いて生徒の認知的方略の実態を明らかにすることである。その結果,生徒の実態として,主として次の四点が明らかになった。第一に,学習前・後において選択肢を選ぶ根拠に変化がみられること。第二に,「音」と「物」を混同している者が少なくないこと。第三に,生徒自身による考えの変容の把握が不適切かつ不十分である場合が多いこと。第四に,学習後の考えが不適切であったとしても,生徒の多くは何らかの学習の意味を感じていること。その結果を踏まえて,生徒の認知的方略育成のために,次の三点を提案した。第一に,生徒が自分の考えてきた過程を振り返る学習の機会を十分に設けること。第二に,自分の考えおよびその筋道と他の生徒のそれを比較させること。第三に,生徒一人ひとりのどの考えもまたその過程も大切にされなければならないこと。
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