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  • https://doi.org/10.2330/joralbiosci1965.32.289Copy DOI Icon

マウス口腔粘膜上皮細胞のケラチンフィラメント

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Abstract

マウスの口腔粘膜上皮について, 抗ケラチン抗体を用いた免疫組織化学と, 電子顕微鏡により検索した。硬口蓋, 歯肉外縁, 紅唇, 舌背糸状乳頭などの角化の強い上皮群は, 基底層, 中間層とともに, PKK1 (40, 45, 52.5kDのケラチンサブユニットに反応) に陰性, PKK2抗体 (40, 46, 48, 54kDのサブユニットに反応) に陽性を示し, ケラチンフィラメントは稠密な束を作って分布していた。軟口蓋歯槽粘膜, 口唇粘膜, 歯肉溝, 舌下面および舌糸状乳頭間などの角化の弱い上皮群の基底層も同様の所見を示し, さらに非角化上皮である付着上皮の全層も同様であった。一方, 角化の弱い上皮群の中間層は, PKK1抗体陽性, PKK2抗体陰性を示し, フィラメントの束は緩く, あるいは, ばらばらになり, 網状にほどけて分布していた。このことから, ケラチンフィラメントの束の作成分布の状態は, フィラメントを構成するケラチン蛋白のサブユニットの違いを反映するものと思われる。

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