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横隔膜内膿ようの1例

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Abstract

症例は53歳,女性.平成8年に腹腔鏡下胆嚢摘出術(胆嚢結石症)を受けた際の術前CTで右横隔膜下腫瘍を指摘されたが放置.平成15年9月に手術希望にて入院.既往歴には腹腔鏡下胆嚢摘出術以外に虫垂切除術(S39),帝王切開術(S60),子宮筋腫摘出術(H5)がある.術前CT・MRIで横隔膜腫瘍と診断し,手術を行った.手術は小開胸下に腫瘤から約1cm離して横隔膜の切離を行った.その際肝S8との癒着があり,肝浸潤と判断して肝を一部合併切除した.病理診断は横隔膜膿瘍であった.肝実質内には膿瘍形成はなかった.また細菌培養でE. coliが検出された.横隔膜膿瘍は検索しえた限りでは報告がなく,非常に稀な疾患と考えられた.今回の症例における明らかな原因は不明であった.

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