- https://doi.org/10.3925/jjtc.71.523
SECULAR CHANGES IN THE CONTENTS OF THE JAPANESE NATIONWIDE QUESTIONNAIRE SURVEY ON TRANSFUSION MEDICINE OVER THE PAST 15 YEARS: FROM THE PERSPECTIVE OF RESPONDENT BURDEN
- Jun 25, 2025
- Japanese Journal of Transfusion and Cell Therapy
- Tomohiko Sato +10 more
Abstract
現行の血液製剤使用実態調査は,国内の適正使用推進に重要な役割を果たしてきたが,その包括的側面から,質問数の多さを含む回答者負担の大きさが懸念されてきた.最新の令和5年度分を含む計15回の調査の質問数と内容を分析した.平均質問数は298.7問で,その数は増加傾向にあった.内容面では,当初の調査目的である「院内輸血管理体制」や「製剤使用量」の質問に,各種ガイドラインに基づく「適正使用状況」や病院外・へき地・離島などの「状況別の輸血状況」の質問が経時的に加えられていた.使用実態の質問では,製剤種・診療科別に複数データを入力する「複数の質問への回答と同等の労力を要する質問」も多く含まれていた.質問数と回答率の年次推移に明らかな関連は見られなかった.最新調査での自由意見(参加施設の6%が回答)の約6割は否定的内容で,その多くが調査の形式面,特に回答者負担の大きさに言及していた.国内の輸血実施施設の多くは小規模施設であるがその回答率は大規模施設より低いままである.本分析より,回答者負担に配慮して調査を効率化していくことが,特に小規模施設での管理体制整備状況の把握・改善につながる可能性が示唆された.